
ラ・フランス②
甘く滴る蜜、ラ・フランス②
収穫したラ・フランスを追熟させ、 甘い香りが漂ってきたら間もなく食べごろ。

実は柔らかく、蜜が滴るほど十分に熟しました。
さあ、それでは最高級ラ・フランスを使用したジャムを作っていきましょう!
工場へ潜入~!
まずは私たちが「生処理」と呼んでいる一次加工。
生のラ・フランスの果皮を一つひとつ丁寧に剥いていきます。

熟したラ・フランスの実は非常に柔らかく、
皮を剥くのにも一苦労です。
ですが、現場のベテランたちは慣れた手つきで、
しかも驚くような速さで柔らかいラ・フランスの実を
上手く操りながら皮を剥いていきます。

カメラの人もシャッター切るのを忘れて思わず見惚れていたのでは…?
そう思うほどのスピード感!
あ、カメラの人はちゃんと写真をおさえてくれてましたよ。(笑)
ベテランたちによって黄緑色のドレスから
真っ白なドレスに変身したラ・フランスはさっそくジャムを仕込む「仕込み者」のもとへ。

蒸気窯で少しずつ熱しながら、形が崩れないように
ゆっくりゆっくり混ぜ合わせていきます。
ラ・フランスの香り、甘味を十分に活かすために使用する原材料は最小限。
ちなみに、セゾンファクトリーのジャムの賞味期限は
ほとんどが180日~365日です。
その理由は、素材の香り・甘味・旨味を充分に引き出すため、
できるだけ砂糖の使用を控えます。
だからセゾンファクトリーのジャムは、
どれを食べても素材の味をしっかり感じることができるんです!

パンやヨーグルトにのせるだけでなく、
冷やしてそのままデザート感覚でも楽しむこともできますよ。
私はヨーグルトを食べるときは
ヨーグルトの半分の量のジャムをのせて食べるのが好きなんです。(笑)
もともと甘いものが好きということもありますが、
それだけの量をのせても甘くなり過ぎず、
まるで生のフルーツをたっぷりのせて食べているような感覚です。
おいしいからって食べすぎ注意、ですね(笑)
さてさて、話は戻ってラ・フランス製造工程は
いよいよ瓶詰めまでやってきました!
ラ・フランスは果肉が特に大きいため機械を使わず、手詰めです。

前回のピオーネジャムも手詰めでしたね!
セゾンファクトリーの季節のジャムは特に
果肉たっぷりなので手詰めすることが多いです。
一見簡単そうに見えますが、一瓶に入る果肉の量や
全体の重さなどの基準値があるので意外と難しい!
現場のスタッフのみが成せる技です。
さあ、ラ・フランスの香り、甘味がたっぷり感じられる
季節限定のジャムが完成しました!
みなさんのお手元に届くのはもう間もなく…

パンに塗って、ヨーグルトにのせて、タルトと一緒に、
もちろんそのまま食べてもおいしい!
ラ・フランス農家さんとセゾンファクトリーが
丁寧にまごころ込めて作ったジャム。
一人でも多くのお客様に召し上がって頂けることを楽しみにしています!
Photo:カメラの人
Text:おらえのばっち子