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2020.02.04

瀬戸内レモン

Lemon

冬が旬のレモン!

頭の中でレモンを思い浮かべてください。

あの歌の方じゃなくて、果実の…

思い出した途端、きゅっと口の中が酸っぱくなってきた…

2月の初旬にレモンという言葉を聞くと、 なんとなく季節外れな気がするのではないでしょうか。

酸っぱくて爽やかで、レモンといえば夏!

レモンには、クエン酸が豊富に含まれています。
すっぱいレモンの酸味は、食欲を増進すると言われているので、 夏バテをした時に食べる人も多いため そんなイメージがついているのではないでしょうか。

私も夏バテした時は、レモンをかじっていました。

今回は国産の瀬戸内レモンのおはなしです。

実はレモンの旬は冬だということをみなさんご存知でしたか?

1月下旬から2月にかけて収穫します。

今や、瀬戸内での国産レモンのシェア率は85%にも上りますが、 その道のりは険しかったそう。

そもそもの国産レモンの歴史は、明治6年にさかのぼります。

瀬戸内で栽培がはじめられたのは明治31年のころ。

和歌山県からネーブルの木を購入した際に3本だけ混入していたため、 試しに植えてみたところ、瀬戸内の温暖な気候と降水量が少なく、 晴れの日が多いことが栽培に適した土地だったため広く栽培されるようになりました。

しかしながら昭和39年、「レモンの輸入自由化」により、 国産レモンは大打撃を受けます。

近年は消費者の国産ニーズの高まりにより、 再び注目されるようになりました。

今回、その瀬戸内レモンでジャムを作ろうと思うのですが、 まずは瀬戸内レモンが栽培されている園地を見てみたいですよね?

毎度おなじみカメラの人が購買担当と行ってきたので、 おはなしを聞いてみました!

広島県大崎上島のレモン農家さんの元へ向かうため 今治からしまなみ海道を通り、広島へ車で約1時間半。
しまなみ海道は天気が良ければ絶景!

しかし当日はあいにくの雨...

天気の良い日はこんな感じに見えるそうで...

自称晴れ女のカメラの人の力及ばず...

広島竹原港へ到着し、 フェリーに揺られること約30分で大崎上島に上陸

いざレモン農家さんの待つ園地へ

なんと圧巻の景色!!

斜面にたくさんのレモンの木が広がっていました。

あいにくの天気だったにも関わらず、 撮影の際に一瞬晴れ間が現れました。
日頃の行いですかね…笑

山沿いと海沿いの2箇所の園地へ

瀬戸内海とレモン...なんて素敵な光景...

園地は、傾斜面でとっても日当たりが良いんです。
レモンの栽培には手間はかかりませんが、育つ環境が大切とのこと。
レモンの皮は傷が付きやすいため、 収穫の際はたまごを触るよう丁寧に収穫をしていきます。

皆さん知っていましたか??
レモンの葉っぱもレモンの香りがするんですよ!
そのまま嗅いでも香りはしませんが、 ちぎってみるとレモンの香りがぁ~

そのまま葉っぱを持ち帰りました...笑

葉っぱにもレモン特有の精油が含まれているんだとか。
レモンの表面には小さな点がたくさんあります。

これは油胞と呼ばれ、精油が詰まっています。
この精油は香りの源となります。
油胞は果実だけでなく、葉っぱや枝にもあるそうです。

だから収穫している時だけレモンの香りが広がっていたのか!
納得です。

皆さんお気づきでしょうか?
レモンの木にはトゲがあるんです!収穫の際は気をつけて!!
私も何度かこのトゲにやられました...

海を眺めながらの収穫も心癒されます。

しかし急な斜面での収穫なので、作業には注意が必要です。
身に染みて実感...同行していた1人が転げ落ちました。笑

急な斜面での収穫は大変ですが、それ以上にレモンの香りや景色で癒されること間違いなし!

実際に私も癒されてきました…

最後に自然な笑顔をパシャり

豊かな瀬戸内海が育んだ、フレッシュな瀬戸内レモンジャムが3月に発売いたします!
きっとおいしいに違いない…
お楽しみに!!

Photo:カメラの人

Text:カメラの人、おらえのばっち子

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