黒いチェリージャム

田んぼでは稲が伸び、一層青々としてきました。会社の行きかえりに緑の絨毯のように広がる田んぼを見ながら、植物の力強さに元気をもらっています。出荷センターのすぐそばを線路が通っているので、よく電車や新幹線を見かけるのですが、田んぼの中を新幹線が走っている風景はなかなか見ごたえがありますよ。
さて、今日は今月の12collection「黒いチェリージャム」のおはなし。社長自ら買い付けしたサミットという品種を使っていますよ。

さくらんぼでサミットと聞いてもなかなか耳慣れない名前だなと感じる方が多いかもしれません。サミットはもともとカナダで育成されたさくらんぼです。皮は黒褐色、果肉は赤色でハートのような形をしています。アメリカンチェリーよりも大粒で肉厚、歯ごたえがあり、程よくさっぱりとした後味。生産量が少なく希少なため贈答用として用いられることが多いそうです。

今回は、豊かな自然に恵まれ、様々な果樹園が広がる青森県南部町のサミットを使用しました。青森県と聞くと、真っ先にりんごを思い浮かべますが、実は生産量全国第2位を誇るさくらんぼの産地。2020年には紅秀峰とサミットを掛け合わせた新品種ジュノハートというハート型のさくらんぼをデビューさせるなどさくらんぼ栽培が盛んにおこなわれています。

さくらんぼは足が速い果物。鮮度のいいものをより早く工場に運ぶため、今回使用しているサミットは青森の市場で社長が買い付け、そのまま車で山形県高畠町のセゾンファクトリーの本社工場へ運んできました。市場の果物を直接仕入れするため、果樹園で収穫されてから工場に入るまでの時間が短く鮮度の良い素材をジャムに仕上げています。

開発担当に黒いチェリージャムのこだわりを教えてもらいました。

サミットは粒が大きくしっかりとした果肉が特徴で、強い甘味と華やかな香りが楽しめます。独特な風味で日本のさくらんぼと海外のさくらんぼのいいとこどりをしたようなさくらんぼです。素材の持ち味を活かすため、粒を丸ごと残し煮込み時間をすくなくした低糖度のジャムに仕上げています。

ダークチェリーのジャムというと、甘さが強くねっとりとした印象がありますが、黒いチェリージャムはすっきりとした甘さで上品な味わい。サミットの自然な色が活きたゼリーのように透き通るジャムです。見た目もきれいなので、デザートにも重宝しそうです。そのまま冷やして食べてもおいしいですが、おすすめの食べ方を教えてもらいました。

パンやアイスに添えてお召し上がりください。タルト生地にホイップしたクリームとジャムをのせてデザートにするのもおすすめです。

黒いチェリージャムは、数量限定のジャムですのでご希望の方はお早めにお買い求めください！最後に、黒いチェリージャムをおいしく楽しむレシピをご紹介します！皆様もぜひいろいろな食べ方で楽しんでくださいね。

まだまだ暑さが厳しい日が続きますが、バテないようにしっかり食べて夏を乗り切りましょう！