山形の夏
山形の夏
お盆休みも明けましたね。みなさんはどんなお盆を過ごしましたか?今回は、故郷へ帰省できなかった人も多かったのではないでしょうか?そんな皆様のために故郷を思い出すような「山形の夏」をお届けします!
お盆の恒例行事
それぞれの家庭によって違いはありますが、13日はお墓参りをし、ご先祖様が迷わず家へ帰ってこられるように「迎え火」を焚きました。
例年であれば、16日に送り盆としてお墓があるお寺の檀家が集まり灯篭流しをしていますが、今回は人が密集するのを避けるため行われないそうです。
これがとってもきれいなのでぜひお見せしたかったのですが…
山形の夏を食べよう!
さて、山形の夏といえばこれを食べないと始まらないし終われない!ということで、(おらえのばっちこ的)山形夏の三大料理をご紹介いたします。
おらえのばっちこ的山形夏の三大料理といえば、「だし」、「枝豆」それから…
※だし(左) 枝豆(右)
「丸なす漬け」!!!
丸なす漬けとは、山形県置賜地方の家庭料理。
皮が薄いのが特徴である置賜伝統野菜の薄皮丸なすを、瓶で一晩漬けた「浅漬け」にして食べます。
その歴史は諸説あり、皮が硬い「窪田なす」の改良品が地域に広まった。
とか、昭和20年代に南陽市の篤農家が新潟の行商人から仕入れた種が広まった…などなど。
とにかく一度食べていただきたい。
なすを一口で頬張るとパリッという心地よい歯触りと共に旨味を含んだジューシーな水分があふれ出します。
これが白飯に合う!ビールに合う!
置賜の夏のソウルフードといえば、「丸なす漬け」なんです。
夏を探しに…
久しぶりの長い休みだったので、どこにも行かないのはもったいない!ということで密を避けて、縁結びで有名な「熊野大社(南陽市)」と、置賜地方唯一の層塔がある「阿久津八幡神社 三重塔(高畠町)」に行ってみました。
「熊野大社」
縁結びの神様としても有名なんですよ。
石段をよっこいしょと登ると、最初に本殿が!いつ見てもその荘厳な姿に圧倒されます。
夏の風物詩といえば風鈴!
熊野大社では毎年6月から9月末までこの風景を見ることができます。
この風鈴たちには、一つひとつに願いが込められているんですよ!
夏の風に揺られて、チリリンと軽やかな音を奏でていました。
あ~涼やか…。
「三重塔」
続いては、山形県高畠町の文化財。
阿久津八幡神社 三重塔。置賜地方唯一の層塔です。
三重塔は寛政9年(1797年)に再建されたもので、創建は、寛永2年(1625年)といわれています。
周りでは、ひまわりが空に向かって元気に咲いていました。実はここ、春は菜の花や桜が咲き乱れ、秋は紅葉で赤や黄色に染まり、一年中美しい風景をみることができる場所なんですよ!
例年であれば、「山形の夏」は花笠祭りや花火大会が開かれていますが、今年はとても静かな夏でした。
今回のお盆は故郷に帰れなかった人も多かったのではないでしょうか。山形ののどかな風景を見て、みなさんの田舎を思い出してみてくださいね。
そして、旅行の機会があれば、ぜひおいしい、楽しい、美しい山形へ遊びに来てください!