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2022.09.16

藤稔(ふじみのり)①

Fujiminori

食欲の秋到来!
稀少なぶどう「藤稔(ふじみのり)」のジャム・ドリンク・ゼリー①

セゾンファクトリー本社工場の周りにある田んぼは徐々に稲穂が首を垂れて、緑色から黄色へと田んぼの色も変化してきました。皆さんお待ちかね、「食欲の秋」到来です!!!(いぇい!)
秋と言えば、わたしは食欲の秋一択。さつまいも、栗、ぶどう、新米などおいしい食べ物はたくさんありますが今回は香り高く、肉厚な果肉とじゅわっとあふれる果汁がおいしいぶどうの話です。
と言うのも、9月よりぶどうの一種「藤稔(ふじみのり)」を使用したジャム・ドリンク・ゼリーの3種類の販売を開始します。ジャムは十数年ぶりの復活、ドリンクとゼリーは新発売です!
そこで、2回にわたり藤稔を紹介します。今回は栽培している農家さんをインタビューしてきました!

「藤稔」はどんな品種?

「藤稔」は粒が大きく肉厚で甘味が強いピオーネを交配した品種で粒が大きく、酸味と甘みが口中に広がる贅沢な味は、一度味わうとくせになるおいしさです。
品種名が聞きなれないのはあまり流通しないため。脱粒(だつりゅう)※しやすいため、栽培している地域でも手に入りづらい品種です。
※実が軸から離れてしまうこと

山形県高畠町産「藤稔」

今回使用させていただく藤稔は、セゾンファクトリー本社工場がある山形県高畠町の町内で栽培されています。こちらの農家さんは、果樹専門農家で、30年以上このシーズンは藤稔を栽培しているそうです。そんなベテラン藤稔栽培農家さんから藤稔についていろいろと教えていただきました!

畑には12本の藤稔の木があり、こちらで1シーズンに収穫できる藤稔は約1トン!今年も順調かと思いきや、大雨の影響で粒が落ちてしまったり、実が割れたりということもあったそうです。

味が何よりの魅力ポイント

藤稔は取り扱いが難しい品種と聞きましたが、どんな魅力がありますか?

藤稔は割れやすく、脱粒しやすいため取り扱う難しさはありますが、何よりも味のおいしさが魅力だと思います。約30年前に栽培し始めたころは他で栽培している農家がほとんどなかったため、売り先に苦戦したこともあります。
ですが、果樹専門農家であるうちがさくらんぼとラフランスの間に栽培できるという点でもベストなタイミングで育てることができるため栽培しています。

実はインタビューを終えた後、「ぜひぶどう食べていってくださいね。」と言っていただいたので、お言葉に甘えていただいてきました!
皮は簡単にツルリと剥けて一口でぱくり。肉厚の果肉とジューシーな果汁。どこか渋みがありながらも酸味の後には甘みが広がっていきます。なんだか、とてもフレッシュなワインを飲んでいるような味わいです!

ちなみにご自宅で食べたい品種を数本植えているというこちらの農家さん。
食べたいときに畑からパチッと収穫して来るそうで、とっても羨ましいです…!
こちらの農家さんではぶどうの他に、さくらんぼ、ラフランス、りんご、甘柿(!)などを栽培しているそう。甘柿は直売所で10月中旬頃売っているそうですので10月頃にお店へ行ってみたいと思います!(数が少ないのであったらラッキー★)
藤稔はピオーネに似た見た目ですが、味わいは全く違うので、ジャムやドリンク、ゼリーになったらどんな味になるのかとても楽しみです♪
次回はセゾンファクトリー開発担当者の話を聞いたり、自社工場での加工の様子をお届けします。お楽しみに!

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