
グレープフルーツ①
爽やかに香る日本の柑橘
今回ご紹介するのは、アロマオイルなどでよく使われているあれです!!
フレッシュで爽やかな香り…
黄色くて丸くて…
そう!グレープフルーツです!!

グレープフルーツと聞くと輸入物を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
中国、アメリカ、ベトナム、メキシコなどが生産量の上位国であり、
寒さと湿度に弱い特徴からいずれも暖かく乾燥した地域で栽培されているんだとか。
日本の気候風土には合わないため栽培は難しく、
国内ではほとんど生産されていませんが…
今回はなんと、国内ではほとんど生産されていないと言われる
国産グレープフルーツを生産している農家さんの所へ行ってきました!!!
国産のグレープフルーツを求めて、
愛知県知多半島の「ちたフルーツビレッジ」へ。

当日はあいにくの雨です…
(自称晴れ女のカメラの人…もう言えないかもしれない)
しかし、グレープフルーツを育てているのはハウスの中なので、
雨なんてなんのその!!
ハウスの中に入るとたくさんのグレープフルーツが育っていました。

この沢山の黒い紐は、グレープフルーツの木が
折れないように支えている紐なんだそうです。
ところで皆さん、グレープフルーツの花は見たことありますか?
白くて可愛らしい花なんです!
香りもとても甘くていい香り♪
花言葉は「乙女の無邪気」らしいです。

春から初夏にかけて、5cmほど伸びた枝から白い花びらを4~5枚ほどつけます。
新芽も出ていましたよ。

グレープフルーツの名前の由来。みなさんご存知ですか?
グレープ=ぶどう??
単体のグレープフルーツを見ても、ぶどうとの共通点は感じられないですよね。
実をぶどうの様に房状にならせることから、この名前がついたようです。
実際にグレープフルーツが房状になっているところをパシャり。

本当にぶどうの様に実がなっていますね。
時には、1房に10数個ものグレープフルーツがなることもあるんだそうで…
この時も11個なっていました!!
収穫の時には、一つ一つ丁寧に収穫していきます。

「このグレープフルーツは樹上で完熟させるんです。
完熟させた果実は甘く、酸味と苦味のバランスが最高なんです。
ワックスや防腐剤も使用していないので、安心して皮まで丸ごと食べられますよ。」
とても嬉しそうに収穫しながら説明してくださる農家さん。

撮影に夢中になっている間に、 購買担当と農家さんが何やら話し込んでおりました。

以前はみかん屋さんを継ぐ予定だったそうですが、
改植した苗木にウィルスが入っており、土壌へ伝染してしまいました。
その後、みかんからグレープフルーツへ。
5種類のグレープフルーツを植えたうち、1種類だけが生き残りました。
この農園に至るまで、大変な苦労があったそうですが、
現在はグレープフルーツの他にも様々なフルーツを栽培しているとのこと。
「食べたら感動する果実を届けたい」
地道な努力を重ね、国産のグレープフルーツの生産に
取り組んでいるというお話を聞くことができました。
お話に夢中になっている間にあいにくの雨が一転!
素敵な一枚が取れました!!
水が滴るグレープフルーツもパシャり。

素敵な笑顔をありがとうございます。

さて、次回はグレープフルーツジャムの製造現場に潜入します!!
お楽しみに♪♪