STORY
2021.10.01

芋煮セット①

Imoni set

セゾンファクトリーから「芋煮セット」が新発売!
~こだわりの里芋編~

セゾンファクトリーから芋煮セットを発売します!山形県産の里芋、米沢牛、そしてセゾンファクトリーが監修した芋煮のつゆがセットになった、全国どこにいても山形県の芋煮が手軽に味わえる嬉しいセットです。
今回は2回に渡って芋煮セットに込められた「おいしいものにこだわりたい」セゾンファクトリーの想いを皆さんにお届けします!
第一弾として、この回では芋煮の主役である里芋のこだわりを、次回の第二弾は主役を引き立てる米沢牛とセゾンファクトリー監修の芋煮つゆのこだわりをおはなしします。

山形県の芋煮文化

皆さん「芋煮会」という言葉を聞いたことがありますか?山形県の郷土料理といえば芋煮ですが、山形県民は毎年秋になると河原に石で釜戸を作り、家族や友達と芋煮を囲むことを「芋煮会」と呼んでいます。
もちろん芋煮を食べるのは「芋煮会」の時だけではなく、帰省した家族や親せき、お客様をもてなす料理としても振る舞われることもあります。

そもそも芋煮の起源は1600年代半ば頃。
山形県中山町長崎付近は最上川舟運の終点で、運ばれてきた荷物の引取がおこなわれる際に舟の船頭たちが、荷受人が現れるまで退屈をしのぐために河原で鍋を囲んで宴を開いていたそう。船着場の近くに里芋の名産地があったため、手に入れた里芋と積み荷の棒ダラなどを鍋で煮て食べていたことが芋煮の始まりと言われています。

ちなみに山形県の芋煮は大きく二つにわけて、庄内風と内陸風があります。メインの食材は里芋で共通ですが、内陸風は牛肉に醤油味、庄内風は豚肉に味噌味となっています。
また、秋の芋煮の時期になるとスーパーマーケットやコンビニエンスストアでは「芋煮セット」を販売している店舗も多く見かけます。芋煮に必要な食材から薪、芋煮鍋の貸し出しも行っているんです!

山形県では「日本一の芋煮会」という、大きな鍋で一度に3万食の芋煮を煮て振る舞うイベントがあるんです!山形県民がどれだけ「芋煮LOVE」なのか、お分かりいただけましたでしょうか?!

里芋一筋100年さとう農園さんの絶品里芋

今回販売する芋煮セットの主役の里芋をご提供いただいているのは、里芋一筋100年!明治33年創業、老舗里芋専門店のさとう農園さんです。全国各地から季節に合わせ産地リレーを行い、その時期に一番おいしい里芋を仕入れて販売しています。

セゾンファクトリーの芋煮セットに使用する里芋はさとう農園さんで栽培された農薬、化学肥料、たい肥を一切使用していない自然栽培の里芋なんですよ!
今回はおらえのばっちこが、さとう農園さんの里芋収穫の様子を見学に行ってきました!

6月下旬にお伺いした際はまだ手のひらサイズの里芋の葉っぱでしたが、9月の最終週に伺った際は子供の背丈を超すほど大きく成長していました!

実際に収穫を体験させていただけることに!まずは芋の根っこを側面から断ち切るようにスコップを両方向から入れます。スコップで下から持ち上げてから茎の部分を持ってよいしょと持ち上げると、土の中から子芋がごろごろとたくさんついた里芋が!

なんと、佐藤さんのご厚意で収穫したての里芋を「青空レストラン」のごとく畑のど真ん中でいただけることに!
皆さんは味付けをしていない、茹でただけの里芋を食べたことがあるでしょうか??
これまで芋煮を食べて育った山形県民の私ですが、初めて食べてみました。

里芋の皮は手でするするっと剥くことができました。茹でたての真っ白な里芋を一口でパクリ。

あまい!ねっとりとした濃厚な食感とお芋独特の優しい甘さが食べた瞬間口の中に広がっていきます。収穫したての里芋って味付けなしでもこんなにおいしいんですね。思わず、大きな声で「うまいっ!…うまい!…うまい!(エコー)」と叫びたくなるほど里芋本来の甘みと濃厚な食感に感動しました。

おいしい里芋の見分け方

実はさとう農園の代表佐藤さんは、第31回「日本一の芋煮会」実行委員長を務められたほどの芋煮LOVER!さとう農園さんでは、毎年「日本一の芋煮会」へ里芋3万食約3.3トンを提供されているそうです!

ここで、佐藤さんに教えていただいたおいしい里芋の見分け方を、この記事を読んでいる皆さんだけにこっそり教えちゃいます。

里芋は親芋→子芋→孫芋と増えていき、それぞれから芽が伸びていきます。
おいしいのは、親芋から出てきた子芋で、孫芋や芽が出ていない状態のものが親芋の栄養を充分にもらって自らの成長に使うことができるため、その分おいしくなります。
また、里芋の皮をみて、縞模様の幅が広い物ほどおいしいのだそうです。
皮付きの里芋を買うときにぜひ参考にしてみてくださいね!

今回園地で里芋を収穫させてもらい、採れたての里芋を食べながら佐藤さんよりおはなしを伺い、さとう農園さんの里芋愛、芋煮愛をひしひしと感じました!
さとう農園さんの里芋は芋煮としてはもちろんですが、里芋オンリーでもぜひ食べていただきたいほどおいしい里芋です。
皆さんもその里芋のおいしさを芋煮セットとして味わってみてくださいね!
次回は米沢牛とつゆのこだわりについてのおはなしです。次回に続く~!

CATEGORY

RECENT STORY

STORY TOPへ戻る
 
STORY TOPへ戻る